◆688集(第六十二巻第一・二号)平成28年1・2月
《特集 近代》
村松友視と上海──二つの『男装の麗人』──  井上  聰
井上靖『孔子』における〈川〉の象徴性──「逝くもの」の解釈を巡って──  劉 淙 淙
〈摂取〉の方法──村上春樹「シェエラザード」論──  黄  如萍
東文彦「魔縁」の〈海〉──恋に死ぬ少女── 阿部 孝子
解釈学会年表
創刊趣意書
文学碑めぐり 7 山本 美紀
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2016参加者募集のお知らせ
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
全国大会研究発表者募集のお知らせ
あとがき
彙報
◆689集(第六十二巻第三・四号)平成28年3・4月
《特集 古代》
高橋虫麻呂「菟原処女の墓を見る歌」論  梅木  裕
笠女郎の大伴宿祢家持に贈る歌〔Ⅱ〕──その冒頭歌の訓読と解釈をめぐって── 黒田  徹
『源氏物語』における「昨日今日と思ふほど」の歳月──「三年」か「三十年」かをめぐって──  山崎 和子
源氏物語・薄雲巻「(渡し)たてまつり(たまひてよ)」の敬意の対象小考  藁谷 隆純
念仏往生への道──『今昔物語集』巻十五の基礎研究──  佐藤 浩平
書評
解釈学会年表
文学碑めぐり 8 村瀬 憲夫
全国大会研究発表者募集のお知らせ
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
『解釈』への掲載について
あとがき
彙報
◆690集(第六十二巻第五・六号)平成28年5・6月
《特集 国語教育》
新概念を表す際の用語選択問題──再生医療関連語彙に関する教育的課題── 鈴木 一史
児童作文における「理由述べ」表現の分析──「将来の夢」に関する作文の場合─解釈』─ 松崎 史周
国語教育と英語教育との連携に向けて(序)──「文の成分」とコミュニケーションへの視点──前嶋 深雪
昭和二〇年代の小学校文集における作文指導の一考察 ──吉田瑞穂の「いきたことば」の指導より──有働 玲子
ICTを活用した古典授業の開発(一)──三大和歌集(中三)──坂東 智子
想像力を育む単元の開発──「小景異情 その二」を教材として──大村 勅夫
語彙に注目した「羅生門」の指導 河内 昭浩
文学碑めぐり 9佐佐木信綱歌碑「逝く秋の大和の國の藥師寺の塔の上なる一ひらの雲」 小林 國雄
国語教育情報
文学館情報
彙報
◆ 691 集(第六十二巻第七・八号)平成28年7・8月
《特集 近代》
田山花袋『重右衛門の最後』における村と語り手──優位性とその隠蔽──小堀 洋平
消滅する〈境界〉──川端康成「禽獣」論── 内田 裕太
『夢十夜』における時間構造について──時制と相(アスペクト)をめぐって──髙橋 正人
坪内逍遙『内地雑居未来之夢』──中絶の意味するもの──清水  徹
徳冨蘆花『黒い眼と茶色の目』の「山下寿代」と山本久栄 春木 祐児
文学碑めぐり 10はるの山のうしろからけむりが出だした 放哉 石尾奈智子
研究発表要旨
投稿規程
彙報

◆692集(第六十二巻第九・十号)
平成28年9・10月
《特集 中世・近世》
第四十八回解釈学会全国大会公開講演 島村抱月の研究と私 岩佐壯四郎
連歌以来の「大廻し」の手法と芭蕉の句──「御子良子の一もとゆかし梅の花」と「あらたうと青葉若葉の日の光」の構造── 赤羽  学
「正治初度百首」の定家の藤花詠における白詩「三月三十日題慈恩寺」摂取──『源氏物語』・『伊勢物語』を介して── 村中 菜摘
『水鏡』廃帝紀の解釈 勝倉 壽一
ケンペルの記した近世日本──『日本誌』がドイツワイマール文学者に与えた影響──  ツグラッゲン・エヴェリン
文学碑めぐり 11 敷島の哥の荒樔田あれにけりあらすきかへせ歌のあらす田 香川 景樹 石尾奈智子
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2016 報告  山本 美紀
第四十八回 解釈学会全国大会記録  細川  恒
解釈学会副会長・各委員会委員長
平成二十七年度事業報告
平成二十八年度事業案
平成二十七年度決算・平成二十八年度予算案

◆693集(第六十二巻第十一・十二号)
平成28年11・12月
《特集 国語学》
文・主語・述語をめぐる尾上説  竹林 一志
法律用語「黙示」の成立過程と受容──「黙許」から「黙示」へ──  加藤 早苗
『やまと錦』第五号「未開紅」にのみ見える差異について ──日本語学的観点から──  田貝 和子
古典文法の訳語の整理──自発「る・らる」── 今井  亨
〔研究余滴〕「ほぼほぼ」というビジネス用語堀尾香代子
記紀の「長鳴鳥」説話について──鶏鳴と太陽の関係を中心に── 趙  倩倩
〔研究ノート〕非文学古典の教材化──貝原益軒『大和本草』をもとに──大村 勅夫
文学碑めぐり 12
長岡市寺泊 順徳帝行宮御遺蹟碑「風濤険悪 明春幸佐渡」 織田百合子
「解釈」62巻総目次
あとがき
彙報